日本各地のSDGsを学ぶ!〜ゼロ・ウェイスト宣言の町 徳島県上勝町の取り組み〜

株式会社ANのYukiと申します。

みなさんは「ゼロ・ウェイスト」という言葉をご存じですか?

ゼロ・ウェイストとは、無駄、浪費、ごみをなくすという意味を指し、
出てきた廃棄物をどう処理するかではなく、そもそもごみを生み出さないようにしようという考え方です。


オーストラリアのキャンベラで世界初のゼロ・ウェイスト宣言がなされたのですが、
2003年に日本で初めてこのゼロ・ウェイスト宣言をしたのが徳島県上勝町。

ゼロ・ウェイストの町徳島県上勝町を象徴する「ゼロ・ウェイストセンター」は上空から見ると「?」マークを模した形をしているのが特徴です。


ここではSDGsの17項目の中でも特に以下の4項目に取り組まれています。

4:質の高い教育をみんなに
11:住み続けられるまちづくりを
12:つくる責任 つかう責任
13:気候変動に具体的な対策を



「なぜそれを買うのか? なぜそれを捨てるのか?」
一人ひとりがゼロ・ウェイスト、そしてサスティナブルな社会の実現に向け日々の消費活動に対し今一度問いかけ、考えるきっかけを与えているんですね。

このセンターには町のゴミ分別所とストックヤードが設置されており、日々町の人たちが利用する場ともなっています。

収集したゴミを資源として再利用をするために、ゴミはなんと”45種類”に分別!!

2003年のゼロ・ウェイスト宣言から17年。
ゴミのリサイクル率に関して、東京都のリサイクル率18.8%に対し徳島県上勝町ではなんとリサイクル率80%を達成しているそうです。


環境問題に対しての意識を高く取り込もうと、町全体そして町民一人ひとりが協力してゴミを資源化できるように細かい分別を毎日継続していることが、リサイクル率80%という圧倒的な結果を生み出していることに間違いありません。

この徳島県上勝町の例から見られるように、一人ひとりのSDGsへの貢献に対する意識と行動が合わさり、粘り強く継続していくことで未来へ豊かさを残していくうえで改めて重要であると認識しました。

現代を生きるために人間にとって消費活動は必ずついてまわる行動です。

このゼロ・ウェイストの考え方は、豊かなモノで溢れた現代社会において消費活動の在り方を改めて私たちに問いかけています。
私自身も「なぜそれを買うのか?」を自分に問いかけ消費行動からも資源を大切にし、SDGsへの貢献を日常の小さなことから実践していきます。