SDGsへの取り組みから学ぶ~海洋プラスチック回収装置「シービン」で海をきれいに~
株式会社ANのYukiと申します。
先日社長からSDGsへの貢献の一環として、海洋プラスチックを減らすためのおそうじプロジェクトへクラウドファンディングをした話をスタッフにしてくれました。
そのプロジェクトで活躍する「シービン」というものがあるのですが、みなさんはご存じでしょうか?
「シービン」は海洋プラスチックゴミ回収装置であり、
私も今回初めてこのシービンの存在を知りましたが、見た目は海の上に浮かぶ大きなゴミ箱みたいだなぁと思いました。
現在39の国と地域で860台のシービンが世界中で海を綺麗に保つために活躍しているそうです。
シービンについて私も調べてみました。
シービンは海面に浮遊しているゴミのみならず、表層油、汚染物質の除去やマイクロプラスチックの回収も可能なんだとか!すごい!
そして回収したゴミの量について記載した内容を見て、衝撃を受けました。
海外13カ国を対象に555日間のデータを収集した結果、各シービンは1日当たり平均3.9kgsを回収(年間1.4トン相当の海洋ゴミ)し、13,330時間をかけて手作業で分類処理を行った結果、79,040個 (2.2トン)の海洋浮遊ゴミ(人工物)を回収しました。
回収したゴミの内訳は、1,580個(たばこの吸い殻)、13,436個(プラスチック類)、64,024個(主にプラスチックおよび発泡スチロール片の混在した破片)でした。
画像・文引用→ https://seabin.co.jp/
つまり、それだけの海洋プラスチックや海洋に浮かぶゴミが存在しているという厳しい現状があるのです。
シービンを用いて海洋プラスチックを回収し海をそうじするプロジェクトの話を聞いて、
以前に観た映画「プラスチックの海」を思い出しました。
例えば、ビニール袋が海に落ちてしまったとすると、ビニール袋は船のタービンに巻き込まれて砕かれます。
その砕かれたゴミは海を漂い、時間経過とともに劣化、より小さな海洋プラスチック、マイクロプラスチックとしてそのまま海に存在し続けることになります。
その細かいプラスチックをエサと間違えて魚が食べても、消化吸収されることなく、魚の体内に残留するそうです。
そして、その魚を今度は人間が食べる。
結局私たち人間が不注意で海に放ってしまったゴミは、巡り巡って私たちの身に返ってくるのです。
ゴミを回収するスピードよりゴミが増えるスピードが早ければもちろんですが海に存在するゴミは一向に減りません。
消費活動をしていく中でリサイクルされるように分別を適切に行なう、自然に還る材質のものをチョイスするなど、一人ひとりが「考えて選択する」ことが未来の地球を守ることにつながっていきます。
社長自身のSDGs、未来の地球に貢献したいという想いをこうした行動に起こすことは大切だと改めて感じました。
株式会社ANのスタッフ一同、日々の業務だけでなく、日常のささいなところから取り組めることを行動にして、SDGsへ貢献できるよう努力してまいります。