旅の思い出にもSDGsを ~有馬温泉旅館協同組合の取り組み


株式会社ANのYukiと申します。

先日の大寒波到来で、珍しく東京都心にも雪が積もりましたね。
厳しい寒さはもう少し続きそうです。

そんな冬の季節、恋しくなるのはやっぱり「温泉」ですよね。

今回は、日本の三大古泉の一つとして知られる兵庫県「有馬温泉」地域での旅館全体を巻き込んだSDGsの取り組みについて紹介したいと思います。




有馬温泉で実施しているSDGsへの取り組みは「地域統一規格の竹製歯ブラシの導入」です。
有馬の地域は竹林が豊富にあるため、竹細工や旅館の外装などいたるところに竹が用いられています。そんな有馬を象徴する素材の一つ「竹」を用いることになった背景には、以前にもブログで取り上げた2022年に施行された「プラスチック資源循環促進法」があります。この法律を受けてワンプラスチックのアメニティを削減し、環境に配慮した街づくりの一貫として竹製歯ブラシを導入したとのことです。

竹製へのこだわりは、地域性だけでなく、環境に配慮しているという点を分かりやすく伝えられるという点でも大きく活かされています。
加えて、竹自体の耐久性や製品としての高級感もあいまって、自宅に持ち帰って使いたくなる仕様であることも資源を長く使える点で環境に配慮されていますよね。

また、全旅館で統一の規格を扱うということも、地域全体にとって大きなチャレンジであるように感じます。

各旅館の個性は活かしつつ、消耗品などの差別化しにくいものは全体で統一することでコストを抑える。そして地域全体が協力し合い、地球環境に配慮しながらも、有馬温泉地域の一体感を創り出すことで地域のブランディング強化に繋げています。

こうした柔軟な思考と地域全体をさらに盛り上げていこうという取り組みは今後より一層必要となってくると感じました。




株式会社ANは今後もSDGsに取り組む方たちの情報をピックアップし、当社の取り組みにも活かして参ります。


当社プレスリリースが「Newsweek日本版」に取り上げられました!

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