元プロ野球選手藤川球児さんのトークイベントから学ぶプロフェッショナルの極意
株式会社ANのYukiと申します。
みなさんは、2023年のWBC(World Baseball Classic)の試合は見ていましたか?
侍ジャパンが見事アメリカを破り、3年ぶり3回目のWBC優勝を果たしたことで日本中が熱狂しましたよね。
スポーツ好きの私も3月からの野球熱が冷めやらぬまま、先日とあるトークイベント配信を観る機会がありました。
そのトークイベントのゲストとして元プロ野球選手で過去WBCに出場もされていた藤川球児さんが出演されていました!
視聴した内容にとても感銘を受けたので今回はその内容をブログに書いていこうと思います。
■藤川球児さんについて
藤川球児さんは高知県高知市出身の元プロ野球選手。
高知商業高校から1998年NPBドラフト会議にて阪神タイガースから1位で指名を受け入団。
2005年、ジェフ・ウィリアムス、久保田智之とともに勝利の方程式「JFK」の一角として80試合に登板してリーグ優勝に貢献。
2006年シーズン途中からクローザーに定着。以降絶対的守護神として活躍。
2007年には日本記録となる46セーブをマーク。
2013年にはメジャーリーグベースボール(MLB)に挑戦しシカゴ・カブスへ移籍するもケガのため、オフにはトミー・ジョン手術を受けた。
2015年はテキサス・レンジャーズに在籍し、故障からの復帰を果たすも、同年5月にメジャー40人枠を外れ自由契約となり、四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスへ。
2016年に阪神タイガースへ復帰。
2017年は52試合に登板し、ベテラン中継ぎとして投手陣を取りまとる。
2020年シーズン終了時点におけるセ・リーグシーズン最多セーブ記録保持者(46セーブ)であり、現役最多セーブ記録保持者(243セーブ)として、同年シーズン限りで現役引退。
現在では2021年より阪神タイガースの「Special Assistant(SA、特別補佐)」を務める。
藤川球児さんの代名詞である「火の玉ストレート」は打者の手元で浮き上がるように伸びるのが特徴であり、日本野球界の数々の名バッターから現役時代「魔球」と恐れられるほどであった。
文章・画像引用→ 『火の玉ストレート プロフェッショナルの覚悟』
■「火の玉ストレート」誕生の背景
「人生の集大成が火の玉ストレートだ」とお話しされていた藤川さんも初めからその武器を持ち合わせているわけではなかったそうです。
高校時代はどちらかというと変化球が多めの投球をされていたと聞いて意外だなと思いました。
野球人生を通して藤川さん自身、さまざまな球種に挑戦していく中で25歳のときに確立されたのが「火の玉ストレート」。火の玉ストレートが自分のものになるまで、何度も失敗やうまくいかなかった経験をされてきたそうです。
■株式会社AN代表向山と藤川球児さんの共通点
火の玉ストレートを自分の軸としてさまざまな球種を試合では使い分け、現役時代には日本を代表するクローザーの地位を確立した藤川さん。そこで積み上げてきた経験値が現在阪神タイガースの特別補佐としての仕事において、選手を指導・育成する際にも活かされていると体感しているとのこと。
自分自身が多くのチャレンジをした経験があるからこそ、どうすればもっと良くなるか、どう乗り越えていくのかなど、当時の自分と同じ立場にある後輩にも実体験をもとに分かち合うことができるとお話ししていました。
当社代表の向山自身も経営の道を志した当初はたくさんの失敗をしてきたけれど、それだけ何度もチャレンジをし、自分を成功させるまで実践し続けたからこそ今の自分があると話していました。
そして、自分自身の成功や失敗した経験はすべて誰かの背中を押すことができるものでもあると話していたのを聞いたときには、私自身も勇気をもらったなと感じます。
■選手とのコミュニケーションで藤川さんが大切にしていること
現在では阪神タイガースの「Special Assistant(SA、特別補佐)」として活躍されている藤川さん。
トークイベントでは選手とのコミュニケーションを取る際に意識している点を挙げられていましたが、特に以下の2点は非常に胸に刺さり、私自身も取り入れていこうと思ったポイントです♪
(1)一人一人にメッセージが届くように場所や言葉など「伝え方」を変化させる
選手はもちろん一人一人個性が違う。藤川さんがその選手がもっとレベルアップするために伝えたいメッセージがあるとしたとき、「どのように伝えるか」によって選手への吸収率が驚くほどに違うそうです。
例えば、理論的に伝えて理解できる選手もいれば、感覚的な動き・ジェスチャーや実践などを交えた方が上達・改善スピードが速い選手もいるとのこと。
自分自身が伝えたいことを一辺倒に話すのではなく、相手のレベルアップを考えたうえで自分ができる最大限の伝え方に対する努力を怠らない藤川さんのコミュニケーション!
野球だけに限らずどんな場面においても、大切な心構えですね!
(2)自分自身が絶対正しいという先入観を取り除き、聴くことを意識する
圧倒的な結果を残している藤川さんだからこそ、自分自身を俯瞰して捉えることを大切にされているんだなと感じました。
これまで積み上げてきた経験に自負や信念があるのと、相手の意見を聞かずに自分が思う正しさや意見を押し付けるのはまったく違いますね!
相手が「なぜ」そのように考えるのか?求めているものは何か?をしっかりと受け止め、その上で自分の経験で活かせることを伝える。
相手のためを想うコミュニケーションを実践されているからこそ、藤川さんがたくさんの方から信頼され、指示され続けているのだなと思いました。
■おわりに
プロフェッショナルの方の経験をこうしたトークイベントで伺うことができ、とても貴重な時間となりました!
トークイベントの終わりに藤川さんがお話しされていた言葉でとても印象なものがありました。
それは、この話を聞いた人自身が「ここからどう学びとるかは自由」という言葉。
聞いて良かったで終わらせるのではなく、一つひとつのこうした時間からも、自分自身の見方や捉え方次第で学べること、得られることは無限大にあるということを教えていただいたように感じます。
日々自分の身の回りで起こるちょっとしたことからでも、自分事に落として考え、より良くしていける。どこからでも学び、実践し、自身の成長に結び付けていく姿勢の大切さを藤川さんのお話を通して改めて気付くことができました。
そして株式会社ANでもこのようなトークイベントを開催できるようになりたいなと思いました!
志を高く、自分の仕事に毎日誠実に向き合い、株式会社ANは引き続きみなさんに情報をお届けできればと思います。
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当社プレスリリースが「Newsweek日本版」に取り上げられました!
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